6月23日活動報告

先週末の土曜日、23日は一年前に除染した私立幼稚園を再訪し遣り残した高線量のホット・スポットを潰しました。あの時は園庭の花壇が8μ出してるのを見つけ対策に追われていました。

一年ぶりに事後計測に行ったらそちらは完全に静まってましたがよもやと思って線量計を置いた所から6μ出してるのが見つかりまだ宿題が残ってました。

今回参加したのはMMTから森さんと私、原発行動隊から木下女史と松本さんの四人です。私は行動隊にも入ってるからシニア・トリオが組めました。お二人とはこれまで福島県いわき市や松戸、柏市でも一緒に作業してます。懸念された雨も降らず温度も然程上がらずまずまずの作業日和でした。

場所は前回ご覧の通り建物の隅にあるコンクリート面、そうだな30cm x 30cm程度かな。太い縦雨樋が広い屋根が受けた雨水を直に放流しています。この辺りは周りより少し低いので直ぐ傍の雨水枡に流れ込まず溜まり浸透、蒸発したのでしょう。

まず慎重に表面の土を除くと6μ越えていたのが3μ程度に下がりました。金ブラシで擦り水で洗い流すことを繰り返すと概ね1μ前後まで下がりました。ここからもう少し下げようと思い森さんが持参した高圧洗浄器を試して見ました。

表面に割れ目もありますが下に浸透・拡散してる様子はなく順調に0.5μ前後まで下がりました。角で壁からの影響も受けてるでしょうから鉛の遮蔽筒で線源を限定すれば更に下がるでしょう。雨水枡に流れ込んだ土も回収しました。出た土は二袋、20kg 位でしょう。

園長先生の息子さんが木下さんと買い物に出かけ吸着剤のゼオライトと靴下を仕入れて来ました。靴下にゼオライトを詰めたものを雨樋の下に置き降下物を吸着させ定期的に取り替える事で屋根からの影響を下げる目的です。割れ目にはゼオライトを詰めました。こう言った小技は女性ならではですね。

見事な仕上がりで宿題を終えることが出来ました。

その後計測を頼まれていた民家に向かいました。ご家族は若いご夫妻と小学校低学年のお嬢さんのお三人です。住居は築後三年の瀟洒な二階建てです。

今回私達が持参した線量計は関西電子 KRM311=μSv/h・CPM・Bq、独逸SAPHYMO社 MiniTrace β=μSv/h・CPM・Bq/c㎡、米国SE社 inspector+=μSv/h・CPM  日本三和製作所 ガイガーFUKUSHIMA、μSv/h・μSv/y・CPM 私のガイガーFUKUSHIMA 以外は10万円を越える中級モデルでMiniTrace はベーター線、ベクレル測定も出来る優れものです。 

計測結果は(単位 μSv/h)

庭:高さ0cm 0.2~0.3、50 cm 0.15、100 cm、0.10~0.12
家屋内:1階 床 0 cm 0.10 50 cm 0.10以下
2階 北側居室 床 0 cm 0.11 50 cm 0.12~0.15 天井近辺 0.20
南側居室 床 天井近辺 0.09    

一階居室は十分に低い線量です。奥様によると3月以来数ヶ月は毎日床の水拭をされていたとの事。現在は週に1,2回の水拭き。2階北側居室は一階よりもやや高目です。お子さんが低年齢の為に50 cm 線量を測った所、部屋の中心部と窓側とで線量の揺れがあります。窓側(西、北)がやや高目に揺れます。もしやと思い、デスクによじ登り天井近辺を計ると0.20。南側居室の天井近辺の0.09と比してかなりの差があります。

ここでご主人に伺うと、南側居室はベランダから外壁・屋根など水の届く範囲は全て高圧洗浄機で水洗い済み、北側居室はベランダが無いので、外壁・屋根の洗浄はしていないとの事。線量の数値は正直ですね。屋根の形状が寄棟を基本とした変形で、雨樋が屋根の四方を巡っています。北側居室の窓側天井近辺の値が床面よりも高目になっているのは屋根・雨樋部が関係しているのではないかと推測できます。より安心を得る為に、ベッドを窓際から家の中心部に近い壁際に移動する家具レイアウトの変更を提案しました。

昨年3月以降、早いうちにご夫婦で室内の清拭、庭の表土削り、外壁・ブロック等の高圧水洗浄を行っていらした結果、敷地内は室内、庭ともに国の基準100 cm 0.23を大幅に下回っています。庭にもマイクロホットスポットはありませんでした。雑草を取り川砂を 3 - 5 cm厚さで覆土をする事で、お子さんが庭遊びをする環境の整備にと共に、放射線量も下がるとの提案もいたしました。

一つ気になることは側溝に溜まった泥が1μを越える線量を出していて高い所では3μ前後ありました。あまり水捌けが良くないんでしょうね。表の共用駐車場近くの窪みは1μ前後のホット・ベルトになってました。こういう状況ではその家の側溝だけ浚っても隣から流れてくるのであまり効果は期待出来ません。出た汚染土を埋めるには庭が狭すぎます。市道ですが多分水道局の管轄になるでしょうから泥の除去を頼む手もあるでしょう。又町内会として動き市に頼むか自分達で浚った泥を市に引き取ってもらう事も考えられます。

公有・民有を問わず危険な箇所を見つけたら市の担当課に電話すると担当者が現れて現状を確認し除染作業をしてくれるのが理想ですが松戸市はまだその体制には至ってないようです。私達は松戸市の住人ではないので心苦しいのですが如何にすればお隣の柏市のような住民・行政・ボランティアが一体となった理想的活動を創り出せるのかが大きな課題です。

文責:室岡
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by matsudo_MMT | 2012-06-26 10:08
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