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2回目の金ヶ作さつき幼稚園の除染活動を実施しました。

皆さんこんばんは。MMTガイガースコップ部隊隊長の胡田(@ebi)です。

本日、先週に引き続き、金ヶ作さつき幼稚園の2回目の除染活動を実施しました。私は隊長でありながら先週不参加でしたので、張り切って除染活動を行いました!本日はお盆ということもあり前回よりも少なかったですが、参加者は合計21名。このような時期でも子どもたちのために多数の方が集まりました。

私は初めて現地に行ったのですが、あらためて、広い園庭であることを再確認しました。
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google mapで見ても広いです。
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知っているので地面を削ったことがわかりますが、ひどくでこぼこになっているようなことは無く、言われなければ気がつかない程度です。また、前回0.15μSv/h程度に下がった園庭の線量がそのまま維持されていることを確認しました。


今回は前回手を付けなかった部分の除染を行いました。
残りの園庭。
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遊具の下。
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側溝。
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コンクリート。
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竹やぶ。
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斜面。
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側溝の値は非常に高かったです。β線シールド無しのあくまでも参考値ですが、0.85μSv/hを表示していました。
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側溝は除染することで、0.15μSv/hまで下がりました。一方、高圧洗浄したコンクリートの値は残念ながらほぼ下がりませんでした。側溝は濃縮されて高い値が出るものの、普段土があることで、コンクリートへの吸着は避けられているようです。

竹の部分は、下に落ち葉が積もっており、0.6μSv/h程度の値を示していました。落ち葉と一緒に表土を削り、0.2μSv/h程度の値になりました。端はどこも幼稚園の外からの影響もあり、若干線量が高めになっています。
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斜面の部分も端は0.65μSv/h程度の値でした。表土を削ることで0.2μSv/h程度の値になりました。
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そして、作業の途中で、花壇の線量が非常に高いことが判明しました。
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ちょっと写真ではわかりづらいのですが、雨樋からの水が全て花壇の中に直接入ってしまうようになっていました。表面は0.8μSv/h程度の値を示していたのですが、表面の土を削ったところ、β線を多数ひろっている全く正確ではない値ですが、RD1706のβ線シールド無しの直置きで7μSv/hの表示が出ました。結構あちこちで計測してきましたが、ここまで高い値を見たのは初めてで、これは危ないということで花壇も除染を行いました。

線量がとても高かったので、土嚢袋に線量を書き、土嚢をつんでいる山の中心の方に積みました。
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結局、土嚢の山はかなりの大きさとなりました。
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土嚢は現在地上に積み、ブルーシートで覆っていますが、人力で穴をほって地面に保管できないかどうかの挑戦もしてみました。が、残念ながら人力で穴を掘るのは難しいと判断しました。以下はふたりで10分ほど穴を掘ってみた状態です。
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写真ではよくわからないですが、深さはおおよそ30cm程度でしょうか。
表面は柔らかい土で、掘り始めは「いけるかな?」と思ったのですが、掘り進めるうちにすぐに硬い層にぶつかり、ほとんど掘り進められない状況になってしまいました。土の質に大きく依存するとは思いますが、残念ながら大きな穴をほることは人間の手では無理そうです・・・。



色々な場所を除染して色々と気づきがありましたので、得たノウハウをまとめておきたいと思います。

・地面を平らに削るにはスコップ(先が平らなもの)、土嚢に土を入れるにはシャベル(先が尖ったもの)がよい。(※実際に長時間やってみるとこの道具の違いがかなり重要であることを実感しました。)
・斜面は上から下に向かって削るのが良い。
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・斜面を削るのは鍬があるとなお良い。
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・土嚢袋に土を沢山入れると重くなりすぎて運ぶのが大変なので枚数を多く用意し、土は多く入れすぎないようにしたほうが良い。
・高線量の場所は一番最初に手をつけ、先に土嚢を一時保管する場所の中心においておくべき。
・高線量の場所は一番初めによく探しておく、特に雨樋周り、側溝周りは必ずもれなく確認しておくこと。
・雨樋の下などは、連日晴れが続いている場合には、セシウムが沈み込み、表面はあまり線量が高くない場合があるので、数センチ削った値も計測して確認しておくこと。
・土中に表土を保管するための穴を掘るのは、土壌の質にかなり依存するがやはり人力では厳しい。残念ながらこの部分には重機を用意しないと現実的ではないと思う。



これで、金ヶ作さつき幼稚園の除染活動は一段落です。広い園庭ですが表土はひと通り削り、中心の広い部分で0.15μSv/hの値となりました。幼稚園、幼稚園の職員さん、父母、市民ボランティア。みんなで力をあわせることで、「やればできる」ということが証明されました。是非この動きが他の幼稚園、保育園、学校等に広がっていってもらいたいです。

今回の除染は保護者からの要望がきっかけで実現しました。「是非自分のところでも!」と思う方は
ぜひ園長先生、校長先生に金ヶ作さつき幼稚園の事例を紹介してみてください。許可さえ得られれば、私たちも是非協力させて頂きます!
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by matsudo_mmt | 2011-08-14 00:18 | ガイガースコップ部隊

金ヶ作さつき幼稚園の園庭の表土除去作業を実施しました。

8月7日 天候 晴れどきどき曇り 風はほぼなし

金ヶ作さつき幼稚園の園庭の表土除去作業を実施しました。
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この度の除染活動は柳沢園長先生より松戸の未来を取り戻す会に協力要請をいただき実現しました。
作業は基本的に幼稚園の職員及び保護者の方々にお願いしまして、会は放射線量測定や作業の進め方などのアドバイスをするというスタンスで話を進めて参りました。お話の中で、今回は重機を使わずに人力で表土を除去することで放射線量を下げることを特に目標としました。そのため会の方でもボランティア作業者を広く市民に募集をすることにしました。尚、作業は2日に分け、今回は表土除去を、二回目(13日予定)に側溝、雨樋など放射線量の高い箇所を除染する計画としました。

集まった作業参加者は、園長先生始め幼稚園職員方9名、バス運転手さん2名、保護者方20名弱。会より5名、ボランティア応募より森修治さん、永野利典さん、保土田さん、それから災害ボランティア通信の大田廣さん、市議会議員のうつの史行さん。以上40名程での作業となりました。
 
除去する園庭の広さは、22m×22mのほぼ正方形の土地と11m×10mの砂地遊具場、併せて594㎡。
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まずは放射線量を測ります。今回使用したのは永野さんのアロカ社製TCS-171ガンマサーベイメータ。研究などにも使われる信頼性ある機種です。

園庭中央で地表0.38μSv/h、園庭の湿った部分(園庭の三分の一程が乾きにくくなっています)が0.47μSv/h。50センチでは0.33μSv/h。

作業の進め方
まず土を削る人、土を土嚢に詰め人、運ぶ人に別れます。
園庭を1.5m間隔で白線を引き、分割します。
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スコップで削る人が最初の線に1.5m間隔に並びます。その対面につめる人。
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削る人詰める人大体二人一組になってこの1.5㎡四方を削り進みます。
削る目安は3センチ程、ムラなく削って行きます。(深さは土質、状況によります。今回は事前にテストの上3センチと決定しました。)
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一列終えたところで放射線量が下がっているか確認の上、作業を続けました。
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この1.5m四方で大体土嚢2〜3袋使います。それを一輪車に積んで保管場所へどんどん運びます。
保管場所には土嚢の山ができました。
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適時休憩をとりながら、わずか2時間の作業でこの広さの土を人力のみで除去し終えることが出来ました。
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除去後の計測です。
園庭中央 地表0.16μSv/h、湿った部分も同じように0.15μSv/hまで下がりました。
50センチで0.23μSv/hです。土にある放射性物質はほぼ除去できたといえると思います。

汚染土の保管
自治体は処分に関しては難しい状況にあります。国が方針を示すまで一時保管することになります。
本来は穴を掘って埋めるのが一番望ましい保管方法ですが、場所の問題から今回は積んだ土嚢をブルーシートで覆い包んで保管します。その際は危険を知らせるためロープなどをはり立ち入り禁止とします。
放射線量も測っておきます。土嚢上 1.35μSv/h 1m離れて 0.45μSv/h


総括
土に関しては、除去すれば効果ははっきりと現れます。今回も努力した分が報われる程度に効果があったといえると思います。やらないよりやったほうがいいことはこれではっきりしたのではないでしょうか。

また何より素晴らしかったのは、皆さんがこどもを守るため、安心のために率先して作業されたこと。暑い中大変な重労働にも関わらず、あたかも楽しんでらっしゃるかのような清々しさを持って作業が進んだことです。
重機をいれるのも結構ですが、できることから皆で助け合い協力してやっていくことが大切ではないでしょうか。こうした助け合いが震災以後のこれからの社会を築き、町を豊かにしていくのではと思った次第です。

あとは土の処分がいち早く決まることを願うばかりです。そのための活動もしていきたいと思います。

参加された皆様、大変お疲れさまでした。ありがとうございました。
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by matsudo_mmt | 2011-08-08 01:17 | ガイガースコップ部隊