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[締め切り間近!!]「低線量被ばく についての勉強会 」を開催します。

締め切り間近です!検討中の方は早めに連絡して下さい。
「低線量被ばくについての勉強会」のご案内               

日時:2013年4月13日(土)17:30~20:30(17:10受付開始)
場所:流山市生涯学習センター3階 流山市民活動推進センター大会議室(定員30名)
   〒 270-0153千葉県流山市中110番地  TEL 04-7150-7474
   つくばエクスプレス 流山セントラルパーク駅下車 徒歩3分
講師:小林泰彦先生(独立行政法人日本原子力研究開発機構)
参加費用:必要経費 / 参加人数

(必要経費、すなわち小林先生の交通費の実費(10,400円)+配布資料代+雑費を参加人数で割り勘します。現時点の概算で、例えば参加人数が10名の場合には、1名当たり1200円程度になる見込みです)

 事前に参加人数を把握して、参加費用を計算しなければならないので、勉強会に参加をご希望の方は、4/13土曜日正午までに楠戸(iori.kusudo@gmail.com)まで、メールでご連絡ください。但し、定員に達した時点で、申し込みを締め切らせて頂きますので、ご了承ください。

<この勉強会について(趣意)>
 福島第一原発の事故で放射性物質が環境中に飛び散り、地域の放射線量が上がってしまったために、健康被害を受けるのではないか、特に放射線に弱い子供たちの将来が心配だという不安が聞かれます。
 100ミリシーベルト以下のいわゆる低線量被ばくについては、私たち市民にとって、わからないことだらけですが、せめて今までにわかっている情報はしっかりおさえて、放射線に対する正しい怖がり方を理解したいと思います。
 そこで、2013年1月19日に小出裕章先生と対談し、放射線生物学について信頼できる最新情報をお持ちの専門家である小林泰彦先生から、低線量被ばくについてさらに詳しく学ぼうと思い、この勉強会を企画しました。
 一度汚染されてしまった大地は、完全には元の状態に戻すことができません。また、たとえこの世に原発がなくても、天然に存在する放射性物質があるので、私たちのまわりの放射線量は絶対にゼロにはなりません。原発を今後どうするかという問題とは別に、これまで原発を動かして既に大量に出来てしまった放射性廃棄物の問題もあります。  
 だから、私たちの身のまわりの放射線量がどの程度なら許せるのか?不安にならずに生活できるのか?そういったことを社会全体で考えて、合意できるポイントを探っていくことは、子供たちやその先の世代の未来のために、私たちが今やっておかなければならないことではないでしょうか。
 低線量の放射線で、どのように健康被害が出るのかについてはわからないことが多く、人によって意見が全く違っていて、このテーマで議論を行うと、平行線のまま互いの溝が深くなったり、埋まらなくなったりしがちです。小林先生の説明を聞いても、どうしても納得のいかない点が出てくるかもしれません。
 そこで、この勉強会では小林先生に対して、質疑応答の時間を長めにとる予定です。質疑応答では、この部分は納得がいくけれども、この部分は納得がいかない。つまり、低線量被ばくについて合意できるところと、合意できないところを明確にできればよいと思っています。納得も合意も難しい問題でしょうが、私たちが安心して暮らすための取り組みの一つとして、低線量被ばくについてもっと深く学んだり、考えたりしてみませんか?
 皆様の積極的な御参加をお待ちしております。


<小林泰彦(こばやし やすひこ)先生のプロフィール>
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1959年、広島県生まれ。
1988年、東京大学大学院農学系研究科博士課程修了、農学博士(農芸化学専攻)。
1989年、日本原子力研究所(現・日本原子力研究開発機構)高崎研究所入所。
現在、量子ビーム応用研究部門研究主席(兼)マイクロビーム細胞照射研究グループリーダー。群馬大学重粒子線医学研究センター客員教授も兼任。
専門分野は放射線生物学。
放射線抵抗性細菌の放射線耐性機構の研究や、スペースシャトルを用いて微小重力の影響を調べる宇宙実験などを行った後、生きた細胞を顕微鏡で観察しながら正確な個数の炭素イオンなどで狙い撃ちできるマイクロビーム細胞照射装置を開発し、イオンビームによる細胞照射効果と重粒子線がん治療に関わる研究を実施。
最近は、食品照射に関する研究開発と質問や相談への対応、放射線に関するリスクコミュニケーション活動も行っている。


<講演内容>
・放射線による健康被害として、将来どういうことが起こりうるか。低線量被ばくについて、現在どこまで研究でわかっているのかについて最新情報を含めた解説。
・2013年1月19日に行われた『放射線対策と原発の明日2013』の小林先生のご講演で、時間切れで説明が不十分だった後半部分を中心とした再説明。
・参加予定の皆様から寄せられた事前質問への回答。
など


<進行予定>
1. はじめに          17:30~17:35
2. 小林先生のご講演    17:35~19:15
3. 休憩             19:15~19:25
4. 質疑応答          19:25~20:25
5. おわりに           20:25~20:30


 この勉強会では、参加者の皆様からのご意見、ご要望、ご質問を柔軟に採りいれます。勉強会について、「こうした方がよい、こんな話を聞いてみたい、こんな疑問に答えてほしい」など、何かご希望がございましたら、4/10(水)までに楠戸(iori.kusudo@gmail.com)まで、メールでご連絡をお願い致します。
4月10日までに皆様から寄せられたご質問等は、一覧表にして当日配布資料の中に含めるとともに、当日の講演の中で小林先生が答えられる範囲内で回答いたします。

by matsudo_mmt | 2013-04-05 15:58 | 会合
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